安全安心で高品質な製品の安定供給を使命とします。
顧客ニーズである、安全で安心される高品質な製品を安定的に供給することを使命とし、食品安全・品質マネジメントシステムに基づきプロ意識を持ってその実現に取り組みます。
また、プロセス毎に安全を裏付けるデータをもとにしたモノづくりにこだわり、品質と安全性の確保のために妥協しない措置を講じると共に、より効率的な生産を追求します。
(1)精糖工程の効率化
- リスク管理に基づく工程トラブルの予防・保全(異物混入リスク及びクレームの削減)
- 製造コストの削減
- 省エネルギーの推進
(2)5S及びクリーンUP活動の推進
安心・安全な職場環境の構築及びコンプライアンス遵守を徹底します。
人命第一を最優先事項とし、安心・安全な職場環境を維持するため、必要な措置を実施します。
また、精糖から製品管理・保管に至るすべてのプロセス及び地域環境について、関連する法令を遵守します。
さらなる食品安全向上を目指す文化の醸成を進めます。
食するすべての人の健康に留意するため、顧客や取引先等を通じて得られた安全・品質に関する情報、意見及び要望並びに知見に基づく改善の機会を活かし、さらなる食品安全の向上に挑戦していきます。
(1)関係各署及び部署内のコミュニケーションの更なる活性化を図る。
(2)働きやすく風通しの良い職場環境の継続的改善及び報連相の徹底。
継続的改善を図ります。
当社に働く役員、社員等すべての人が食品の安全性の確保にかかわり、更なる意識向上に努め、食品安全・品質マネジメントシステムを機能させるための監査を定期的に実施し、マネジメントレビューによる有効性の確認と、その結果を周知徹底することにより維持・改善を図ります。
具体的な個別目標を設定します。
この方針を基本として各部署の目標を設定し、目標達成のための施策を講じます。
2024年6月10日
太平洋製糖株式会社
代表取締役社長 森 昌弘
組織図
FSSC22000認証取得
当社は、2011年12月に精製糖企業で初めてFSSC22000を認証取得しました。
FSSC22000とは、食品安全マネジメントシステムの国際規格ISO22000に、衛生管理やフードディフェンスを追加した優れた食品安全マネジメントシステムです。
衛生管理の具体例として、各所での手洗いの徹底や、作業着ポケットの廃止、清潔エリアへのアクセス管理など行い、食品安全を脅かすハザード(危害)を適切に管理する仕組みにより、安心・安全なお砂糖を皆様にお届けしています。
AIBインスペクションオンリー達成証書取得
異物混入など食品事故の未然防止に取り組んだ結果、2024年3月にAIBフードセーフティ監査システムにおけるインスペクションオンリー(現場徹底検査)の達成証書を取得しました。
このシステムは、AIB(American Institute of Baking/米国製パン研究所 )によって開始され、AIB国際検査統合基準に基づく現場を重視した検査で食品安全に関わる問題を予防的に排除することを目的としています。日本では、AIBとライセンス契約した(一社)日本パン技術研究所が検査しています。
引き続き、プロダクトゾーンの清掃活動や巡回点検に取り組み、食品安全の更なる向上を目指します。
食品安全に関する取り組み
包装室入口
異物混入を防止するため、包装室に入室するルールを定めています。
- 入室手順は、①靴の履き替え→②粘着ローラー掛け→③手洗い→④アルコール消毒→⑤エアシャワーを通り、衣服の付着物を除去した上で入室します。
- 製造に不要なものは持ち込みを禁止しています。
- 食品工場向け(HACCPサポート仕様)ユニフォームは、専門業者でクリーニングしたものを着用します。
UV殺菌装置、金属検出器
HACCPシステム構築規定(CCP)に基づいた管理を徹底しています。
- UV殺菌装置では、製品に影響を与えることなく、糖液を紫外線(UV)で殺菌し、汚染リスクを除去します。
- 金属検出器では、製品内に金属の有無を確認し、異物の混入リスクを除去します。
品質検査室
製品規格に基づき、一貫して厳しい検査を行っています。
検査には、理化学検査のほかに、香りや味をみる官能検査、一般細菌やカビ、酵母などの生育をみる微生物検査があります。
最終製品以外にも、使用する原料糖から中間製品においても適宜検査し、品質向上に努めております。
防虫対策
当社では食品製造工場として専門家の協力のもと、防虫対策を徹底して行っております。
シートシャッターによる侵入経路の遮断や、定期清掃による生息場所の根絶を進めております。
また、工場内に捕虫器やトラップを設置して、工場内への侵入や繁殖をモニタリングしています。
シートシャッター
捕虫器