太平洋製糖株式会社サステナビリティ理念
私たち太平洋製糖は、食生活にとって必要不可欠である砂糖の製造事業を通じて地域社会の発展に貢献し、お客様に安全・安心で高品質な付加価値の高い製品を供給します。
また、環境や社会への「サステナビリティ(持続性)」に配慮することで事業活動や当社そのもののサステナビリティ向上を図ります。
2024年6月10日
太平洋製糖株式会社
代表取締役社長 森 昌弘
基本方針
私たちの取り組み
省エネルギーへの取り組み
砂糖の製造には大量のエネルギーを必要とします。そのため、省エネルギー活動や高効率化設備の導入は重要な取り組みとなります。
私たちは横浜市脱炭素取組宣言に参加しています
私たち太平洋製糖は、横浜市が推進する『脱炭素取組宣言』へ参加し、2050年カーボンニュートラル達成に向けて、積極的に脱炭素化を進めていくことを宣言いたしました。
気候変動の緩和と持続可能な未来の実現には、小さな取り組みを積み重ねていくことが重要となります。多くのエネルギーを必要とする工場として、脱炭素化へ向けた取り組みを進めていく先頭に立ち、サスティナブルな社会の実現のために貢献していくことを目指します。
都市ガスを使用した小型ボイラ&蒸気駆動エアコンプレッサ
都市ガス使用の小型ボイラ
都市ガスの主原料である天然ガスは、石油・石炭などの化石燃料と比較し、環境にやさしいエネルギーです。小型のボイラを複数台設置することで、工場の状況に応じてボイラの稼働台数を制御することができ、省エネ、環境負荷低減に大きく貢献します。
蒸気駆動エアコンプレッサ
蒸気の膨張エネルギーを使用しエアを作ることができ、電気コンプレッサを駆動させる電力を削減することができます。また、排出した蒸気も工場内の製造工程で使用することが可能です。
小型パッケージボイラ
社内省エネルギーキャンペーン
社内で標語およびイラストを募集し、ポスターを作成して全社で電力の削減に取り組みました。多くの応募の中から優秀者の表彰を行いました。
キャンペーンポスター
キャンペーン標語(入選作品)
- 人のエコ見て 我が無駄なくせ!! (製品課 M・M)
- 不要な電気 気付く気持ちと取り組む意識 みんなで取組む「もったいない」 (製造課 I・T)
- 取り組もう 一人ひとりの 小さな節電 (製造課 T・K)
- 気付いた時にスイッチOFF エコな心で明るい工場 (品質管理課 Y・N)
- 即実行 省エネのための 意識から (品質管理課 S・K)
専用桟橋を使用した原料糖の受け入れ
横浜港に面した当社専用の桟橋を有しており、船で運ばれてくる原料糖を直接原料糖倉庫に搬入することができるため、トラック輸送などに比べてCO2排出量を削減することができます。
水使用量の削減・排水管理
砂糖工場では製品を製造する際、大量の水を使用します。
工場で使用した水は、排水処理施設で活性汚泥処理され海域へ放流しています。当社は、横浜市と環境保全協定を締結しており、協定値より厳しい自主管理基準値を設けて管理しています。
利用可能な水資源には限りがあり、水の使用量削減は資源保護と公共水域への排出量削減に繋がります。製造工程ではプロセス管理を徹底することで水の使用量削減に努めています。
サステナブルな社会への貢献・企業価値の向上
社会的課題に対し、サステナビリティに配慮し取り組むことで地域社会に貢献し、新たな機会の創出につなげます。
工場見学
砂糖製造工程への理解や廃棄するものがほぼないエコな産業であること等、砂糖産業への理解を深めていただくため、工場見学を実施しています。
流山市手話サークル
皆さまとの工場見学
工場周辺地域の清掃活動への参加
横浜市大黒町周辺の企業様と合同で近隣(道路、公園等)の清掃活動を実施しています。
人材・組織
誰もが成長し、活躍・挑戦できる企業風土を構築します。
各種研修の実施
- 内部講師、外部講師を招いた研修
- 外部講習、資格取得
- eラーニングによる自己啓発
責任ある事業活動
環境関連法令、労働安全衛生、健康、人権、品質保証に、あらゆる事業活動で配慮します。
主な取り組み
避難訓練の実施
年に1回、避難・救命訓練(消防訓練、AED訓練等)を実施しています。
自衛消防隊の組織
社員で構成する自衛消防隊は、毎年、消防技術を競う「鶴見区自衛消防隊消防操法技術訓練会」に参加しています。
コンプライアンスの徹底
コンプライアンス委員会の設置、eラーニングによる研修、外部通報窓口の設置を実施しています。
ストレスチェックの実施
年に1回、健康診断と合わせてストレスチェックを実施し、社員の健康を心身共にサポートしています。
クラブ活動
社内のコミュニケーション活性化のため、クラブ活動(ジョギング部、ゴルフ部、登山部、釣り部等)を推進しています。
消防訓練の様子
救護訓練(AED講習)の様子
消防操法技術訓練会参加の様子
サステナビリティ活動の推進
サステナビリティの重要性を認識することを目的として、サステナビリティ方針を文書化し、全従業員へ周知徹底するとともに、一人ひとりの意識を高めるため、サステナビリティ委員会等を通じて推進します。
サステナビリティ委員会
各部署から人選されたサステナビリティ委員を中心に活動しています。社外講習やeラーニングなど、社員の意識向上を図っています。
またサステナビリティ委員を中心に5つのグループに分かれ、社内で実施できるサステナブル活動についてグループワークを実施しています。グループワークの結果は、社員や販売会社の方たちを集め、プレゼン形式で発表し活動に活かしています。